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「個を伸ばす」冬期休業に

 いよいよ今週で2学期の授業も終わり冬期休業に入ります。本校は3学期制をとっていますので、各学期が終わると次の学期まで日数の長短はありますが休業があります。この休業は、単なる休みではありません。年間計画に基づく学校の授業が休みになるもので、夏期休業・冬期休業・春期休業があります。それぞれの休業中に、その学期中に学習したことの中で十分理解できなかったところを復習し直すと同時に、興味や関心のあることに取り組んだり、得意な分野を伸ばすことに使ったりするためのものです。また、自分で自由に使える時間が増えますので、休業中の生活を計画的に過ごし生活のリズムを自分で確立する練習や訓練をする期間と捉えることもできます。ひと言で言えば「個を伸ばす」ためのものです。
 各休業にはそれぞれ独自の位置づけや意味合いがあります。特に今回迎える冬期休業は、中学3年生や高校3年生にとっては入試が控えているという特徴をもっています。自分のおかれた状況を分析し、その対策に充てるためにこの期間をどう活用するかが問われることになります。他の学年は入試がないだけで、新学年に進級するための重要な期間であることは共通しています。
 個人懇談・面談を通じて今の自分が抱えている課題を確認し、冬期休業中の過ごし方や計画を立てる必要があります。課題や苦手なところは「伸びしろ」といえます。それを克服・解決できれば大きく前進することになるからです。現状を「良し」とすれば進歩はありません。今の自分を成長させないと獲得できないものが目標と言えます。講習や補習も活用して「個を伸ばす」冬期休業にしましょう。