北摂学校剣道大会
冬期休業に入っていますが、懇談や講習・補講とともに部活動が練習試合や大会などを含め活発に行なわれています。私は、中・高剣道部が出場している「北摂学校剣道大会」の応援に、池田市五月山体育館に行きました。
この大会は、池田・豊中・箕面など大阪北摂7市3町と兵庫県の宝塚・川西・伊丹など5市1町の教育委員会が後援する大きな規模の、今年が56回目となる歴史ある大会です。剣道は戦後7年間ほど活動が禁じられていましたので、56回を迎えるということは活動が再開されたのち間もなく発足したことになります。今大会は高校男子49校、高校女子28校、中学男子40校、中学女子33校が参加していました。
昨日までの寒さが少し緩んだとはいえ外は寒いのですが、一歩体育館に入ると暖房が効いているのかと思えるほどの暖かさでした。各コートで試合者と応援者が一体となって繰り広げられている熱戦がそうさせているのでした。本校は、過去の第48大会で高校女子・中学男子・中学女子と4部門のうち3部門で優勝した経験があります。そのとき高校男子は惜しくも準優勝でした。今大会では、初優勝を目指す高校男子が順調に勝ち進み決勝戦を迎えましたが、5人戦って一本取られただけという接戦の末、惜敗に終わりました。
試合に勝ち負けはつきものです。この勝ち負けは持っている力、実力だけで決まるものではありません。「勝」から学ぶことも多くありますが、「負」から学ぶことはそれ以上にあります。「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし( 松浦静山)」です。