インターアクト部復興支援ボランティア活動へ
きょうの6時過ぎ、すっかり暗くなった校内に大型のバスが1台入ってきました。県立明石西高校の先生と生徒を乗せたバスが、本校のインターアクト部の顧問と生徒を迎えにきてくれました。今晩から復興支援ボランティア活動で東北に向かうためです。昨年に続いての活動になります。
被災地は震災から3度目の冬を迎えることになります。福島県では、東日本大震災と東京電力福島第1原発による避難生活の長期化で体調を崩すなどして死亡した「震災関連死」が1,605人となり、津波などによる直接死者数1,603人(県災害対策本部調べ)を上回ったとの報道もあります。また、宮城県女川町では、横倒しになったビルのそばに、今は人気のない更地になっている銀行の跡地に犠牲になった遺族が設置したクリスマスツリーが点灯している光景が見られるそうです。被災地では、また厳しい冬を越すことになります。
阪神淡路大震災以降すっかり根付いてきたボランティア活動です。東日本にも各地から復興支援のボランティア活動が活発に行われるようになっています。困っている人がいれば助けてあげたい。この衝動は、動物界の中でも特異的な人の行動とされています。集団で生活する中で、仲間とうまくやっていくために備わった「心の機能」だと考えられています。「情けは人の為ならず」。このことわざを「その人の為にならないから、情けをかけてはいけない」と間違って理解している人が多くなっているといわれています。「他人に親切にすることは、自分も他人から親切にされる」ことになるという「心の機能」をシッカリ噛み締めたいものです。