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生活習慣と学力の関係

 今年4月に小学6年生と中学3年生を対象に実施した「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)で、教科の成績と生活習慣などの関係を調べた結果を文部科学省は25日発表しました。その中の、「生徒の生活習慣等と学力の関係」において、教科(国語・数学)の平均正答率と高い相関がみられた項目は以下の通りです。
 今年度新規で調査された項目では、「地域や社会で起こっている問題や出来事に関心がある」、「テレビのニュース番組やインターネットのニュースをよく見る」、「英語の学習が好きで外国の人と友達になったり、外国のことについてもっと知りたいと思う」、「家の人が授業参観や運動会など学校行事に来る」と回答した生徒の平均正答率が高くなっています。
 その他の項目では、「朝食を毎日食べている」、「テレビゲームは全くしない」、「物事を最後までやり遂げて、うれしく思ったことがある」、「人の気持ちがわかる人間になりたいと思う」、「人の役に立つ人間になりたいと思う」、「学校の規則を守っている」、「家の人と学校での出来事について話をしている」、「自然の中で遊んだことや自然観察をしたことがある」と回答した生徒の平均正答率が高く、また、「テレビやDVDを見たり聞いたりする」と「インターネット(携帯電話やスマートフォンを使う場合も含む)をする」の項目は、「全くしない」より「1時間より少ない」が平均正答率が高くなっています。小6についても同様の傾向が見られます。
 社会や周りのことに関心を持ち、自分の気持ちをコントロール(自律)して生活習慣を確立し、成就感を持つことが重要だということになります。