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今年の取り組みを振り返って・・・その1

 今日は寒い一日でした。等圧線が見事に縦に密集して並ぶ西高東低の典型的な冬型気圧配置になっています。日本海側は大雪、その他でも雪がちらつく天気になりました。年末寒波がやってきましたが、七十二候では第65番「麋角解(さわしかの つのおつる)」になっています。「麋」とは、日本にはいない大型のシカの一種のことです。雄は、春に生え始め枝分かれした巨大に成長した角を冬のこの時期に脱落させ、来年に備えます。
 平成25年は本校の学校改革でいうところの第二ステージです。このステージは「本物の学び」を大きな軸にしています。この「本物の学び」の一環として大学や研究機関と連携した取り組みが大きく前進した年になりました。昨年は鳥取大学の鳥取キャンパスだけでの取り組みでしたが、今年は医学部のある米子キャンパスでも実施できました。本校生の中で国立大学の医学部志望の生徒が増えてきている中で、医学部でのサイエンスキャンプは念願としていたものでした。鳥取大学から始まった取り組みが徳島大学・名古屋大学へと広がり3大学での実施となりました。また、サントリー生物有機科学研究所での「最先端科学実験教室」や「研究者体験」も年々大きな成果を上げてきています。日本生物学オリンピックでは敢闘賞から銅賞へ、大学進学では国立大学での一般入試での合格者だけでなく、推薦入試合格者もでてきています。
 「本物の学び」が大きく花開いた年になりましたが、「麋」が立派に成長した角を落とし来年に備えるように、現状に甘んじることなく来年により立派な「角=取り組み」ができるようにしたいと考えています。