今年の取り組みを振り返って・・・その2
今年初めて取り組んだものに、独立行政法人科学技術振興機構(JST)が行う「サイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)」への応募があります。SPPは、「児童生徒の知的探求心の育成、進路意識の醸成などを目的として、学校と大学などの連携による科学技術に関する体験的・問題解決的な学習活動を支援」するものです。本校では、中学1・2年生の有志が応募し「発酵から学ぶ食品の科学」、「日本の食糧を守る~水産資源の確保~」の2つが採択されました。
これにより、中学1・2年生が「SPP」、中学3年生・高校1年生が「サイエンスキャンプ」、高校2・3年生が「最先端科学実験教室・研究者体験」と6学年にそれぞれ取り組む目標が設定されたことになります。その他には、課題別の取り組みとして「生物学オリンピック」、「化学グランプリ」、「数学コンクール」などにも積極的にチャレンジし、生物学オリンピックで銅賞、数学コンクールのジュニアで大賞を受賞しています。また、中学生を中心とした環境問題への取り組みもあります。これらは「本物の学び」の一環として行なっているもので、日々の授業を単なる暗記型のものから脱却して、知的好奇心を引き出し自ら学びを探求していくものに変えていくことを基本にしていることは言うまでもありません。
理数分野で様々な取り組みを行ない成果を上げることができた年になりました。この分野での内容の充実と更なる前進とともに、社会・人文系統の分野での取り組みの構築が次年度の課題と考えています。