中学前期A日程入試
きょうは兵庫県の私立中学校が一斉に入試を行ないます。本校は前期A日程入試です。一段と冷え込んだ朝となりましたが、多くの塾関係者が激励のため出迎える中、保護者とともに多くの受験生がやってきました。
中学入試は府県によって対応が違っています。大阪府、京都府や奈良県などは、あえて今日の午後に初めての入試を行なったり、明日以降に実施するところもあったりします。ですから、募集人数に対して志願者がどれほどいるかといって倍率を計算したところで、必ずしも実態を正しく把握したことにはなりません。ひとりの児童が多くの学校へ出願するか否かによって倍率が変わってくるからです。そう言った意味では、初日の午前中に受験した人数によって中学受験率を計算することが実態を正確に把握することになります。兵庫県は昨年度が約9%といわれています。今年はそれと同等か、もしくは減少傾向にあるのではないかと思われます。それでなくとも、児童数が減っていますので、受験する児童の数は昨年より減少していると考えた方が実態に合っているといえるかもしれません。
本校のA日程入試も昨年より志願者が30名減少(1割減)した中で、1時間目国語、2時間目理科、3時間目算数、そして食事の後に面接と行なわれ、きょうの日程を無事終了しました。あすは、前期B日程入試です。競争率が下がれば入試は易しくなると単純に考えておられる方はいないと思います。高いレベルでの少数激戦もありえます。競争率に気を奪われることなく、持てる力を十分発揮できるよう努力されることを願っています。