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「雪下出麦(ゆき わたりて むぎいずる)」

 寒さが厳しい冬との予想もありましたが、穏やかな天気で新年を迎えることができました。地球温暖化が言われていますが、温暖化は夏が暑く冬も暖かくなるということではなく、夏が厳しい暑さであれば、冬は厳しい寒さになるようにメリハリがハッキリするようです。これから本格的な寒さを迎える時期になります。体調管理をシッカリして新しい年をスタートさせたいものです。
 中学入試やセンター試験もすぐそこまで近づいてきました。最後の総仕上げやチェックに余念がないことだと思います。今まで積み上げてきたものは確実に力となっています。その上にたって、まだ伸ばす余地はないか検討し、それに取り組む姿勢が大切だと考えています。守りの姿勢ではなく、最後まで攻めの姿勢が必要です。と同時に「目標を叶えている自分をイメージ」しながら今の課題に取り組むことも必要です。不安な気持ちが先行してしまう「負のイメージ」を持ちながらでは力が十分発揮できないからです。「なりたい自分」、「叶えたい夢や目標」をはっきりメージして、自らを勇気づけ課題に挑戦することです。高く見えた壁や困難な課題も、霧が一瞬にして晴れ視界が良くなり素晴らしい景色が見えるように、急激に乗り越えられるようになったりします。
 お正月の時期は、七十二候の「雪下出麦(ゆき わたりて むぎいずる)」にあたります。お正月を一面の雪景色で迎えている地方もあります。雲の下で春を待つ麦は、もうひっそりと芽ぶき始めているということを示しています。さあ、私たちは、どのような新しい芽を芽吹かせようとしているのでしょうか。