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厳しい時だからこそ

 きょうは二十四節気の「小寒」です。寒の入りらしく冷え込んだ一日となりました。9連休という年末年始の休暇があったところも最終日を迎えました。官公庁をはじめ多くの企業はあすが仕事始めとなり、平成26年度が本格的に動き出すことになります。
 新学期がスタートするとすぐにセンター試験に中学入試が始まります。センター試験の志願者は前年度より約一万二千人減となっています。現役の志願率は過去最高だった前年と同じ42.1%ですが、高3生の人数が前年より少ないことが原因となって志願者減になっています。私立大学が個別で行う試験の志願者数は未定ですが、少子化の影響で大学入試が広き門、生徒確保という視点からは厳しい現実となっていることに変わりはないと思われます。私立中学受験についても同様のことが言えます。小6の児童数が前年より少なくなっていますので、受験率が前年並みでは受験者が減少することになります。各校ともあすから願書受付が再開されることになると思いますが、志願者の動向が気になるところです。少子化に経済情勢も影響して、私立中学受験は厳しい冬の時代になっているといえます。
 厳しい冬、その中でもひときわ厳しい寒の入りに、厳しい寒さに負けずというより、むしろ厳しい時だからこそ自らを鍛えるチャンスとして前向きに捉える、という先人の知恵の中から寒稽古や寒行という言葉が生み出されてきたと思います。今の厳しい時代に何を創造するか、私たちが試されているところだと思います。