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「寒四郎」

 きょうは「寒四郎」。先人の知恵に学ぶではないですが、「彼岸太郎、八専次郎、土用三郎、寒四郎」といわれるものです。太郎は彼岸の一日目、次郎は八専の二日目、三郎は土用の三日目、そして「寒の入り」から数えてきょうは四日目なので「寒四郎」となります。麦作の厄日とされ、この日に雨が降ると不作、晴れると豊作になるというものです。科学的根拠云々は別として経験からそのようにいわれてきたものだと思います。同じように、京都では弘法さんの日(毎月21日)のお天気と天神さんの日(毎月25日)のお天気は逆になるというものもあります。節目節目で次を予測するという先人の知恵かもしれません。
 ところで、きょうは中学入試前期日程の出願締め切りという節目です。A日程は1割、B日程は2割と昨年より減となっています。児童数の減少、午後入試の増加などを含めた今年の状況から、ある程度想定していた範囲内の状況になっています。志願者減が単純に入試の易化につながるものでないことはよくご存知のことだと思います。少数激戦という場合もあります。倍率が下がったといっても前期日程150名募集に対して540名と約3.6倍になっています。受験を倍率だけで考えるほど危険なものはありません。この数字に一喜一憂することなく、自分の持てる力を最後まで伸ばす努力をして当日を迎えることに尽きます。
 さて、昨日からの雨もあがって、寒さもゆるんだと思いきや、昼頃みぞれ混じりの雨。今年の「寒四郎」は、さしずめ平年並みということを示しているのでしょうか。