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寒稽古

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 各地で軒並み氷点下と冷え込んだ今朝、夜明け前のまだ暗いうちから東の空が少し明るくなりかける頃にかけて、大勢の中学生が体育館に集まってきています。午前7時から平成25年度の寒稽古です。国立天文台によりますと神戸のきょうの日の出は午前7時6分となっています。日の出前からのスタートです。
 毎年、「寒の内」に武道の授業の寒稽古が行われます。きょうは中学3年生の部です。武道の授業、本校は柔道と剣道のいずれかを選択することになっていますが、3年目となるとなかなか様になっています。担任の先生や学年の先生が見守る中、わずか1時間ですが寒さや眠さに負けずやり通したという達成感が生徒たちの顔から伺えます。なかなか清々しいものです。
 寒稽古や暑中稽古、武道や芸事の修行において古来から行なわれているものです。あえて厳しい中に身を置き心身の鍛錬をする。技術の習得もさることながら精神面の鍛錬に重きをおいた稽古です。精神論を強調する訳ではありませんが、物事を遂行する上で、技術的側面もさることながら精神面の果たす役割は大きなものがあります。武道に限らず、スポーツにおいても技量がほぼ同等の場合、勝敗を左右するのは精神面の強さに依るといわれます。学習面においても課題をやりきる粘り強さなど精神的作用が大きく影響します。
 卒業生の中には、在学中の忘れられない思い出の一つとして寒稽古を挙げるものも多くいます。インパクトの強い行事になっていることは間違いありません。きょうからの4日間、卒業後も語り合える寒稽古になるよう頑張りましょう。