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「春は苦み」

 中学後期日程入試の出願が締め切られました。一貫101名、発展7名の計108名となりました。短期決戦型の中学入試と言われていますので、終了している学校も多くあると思いますが、本校の平成26年度中学入試は明日で終了します。
 中学入試の終了にあわせて、今度は高校入試の出願が始まります。小学校6年生が前年より少なくなっているのに対し、高校入試の対象となる中学3年生は、少子化が進行する中でこの年だけ増加しています。兵庫県や大阪府の公立高校は卒業生の増加に合わせて募集定員を増やしていますが、私立高校はほとんど定員を変えていませんので競争率が高くなると予想しています。
 大学入試は、既に終了した近畿圏の公募制推薦入試では実質競争率が昨年より上昇したといわれています。その原因としてネット出願による割引の導入の普及により受験者が増加したことをあげています。また、センター試験の平均点予想を各予備校が出しています。これから私立大学の一般入試、国公立大学の前期・中期・後期試験と入試一色の季節を迎えます。
 七十二候も70番目「款冬華(ふきのはなさく)」を迎えています。雪がまだ残る地面からぽつりぽつりと顔を出す「蕗のとう」は、待ちこがれた春の訪れの象徴とされています。しゃきっとした歯ごたえや独特の香りとほろ苦さが春を感じさせます。冬にたまった脂肪分を排泄してくれるといわれる「春は苦み」を代表する食べ物です。入試も春を感じさせます。こちらも時として「苦み」を味わわせてくれることがあります。