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節分

 季節を分けるところから「節分」。立春に立夏、立秋、立冬のそれぞれの前の日に節分があります。四つの節分のうち、一年の始まりである立春前の節分だけが残って使われています。季節の変わり目には邪気が入りやすいとの考えから、新しい年を迎える前に邪気を払って福を呼び込むための行事「鬼やらい」が行われるようになり、その後、豆をまいて鬼を退治する行事となったようです。鬼(魔)の目に、豆を投げて、退治した(滅した)ということで、「豆」は「魔目(まめ)と「魔滅(まめ)」の語呂合わせとか。また、鬼が出入りする方角を「鬼門」、北東を指します。北東は丑寅(うしとら)の方角、ウシとトラから鬼はウシの角をつけ、トラの毛皮のパンツを履いているとするユーモアも。
 節分は大晦日、新しい年を迎えることになります。学校も新年度を迎えるための学年末がやってきています。中学受験は終わりました。新年度のクラス編制などの準備が必要です。高校入試も出願が終わり来週は入試です。多くの志願者がありました。公立高校の入試が終わらないと入学者は確定しませんが、予測を立てての準備が必要になります。大学入試は、国公立大学の出願、私立大入試と佳境に入っています。一方、軌道に乗り出した「本物の学び」を更に充実・発展させるための準備や計画を行なわなければなりません。なにより来年度は、第三ステージのイメージが明確になる取り組みを展開する年になります。
 邪気を払い来福を祈願して、「オニハーソト、フクハーウチ」。