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兵庫県私立高校出願状況

 県内の私立高校の出願状況(4日午前10時現在)が新聞に掲載されていました。42校の定員9,738人に対して出願者数は36,657人で、平均倍率は3.76倍(昨年3.52倍)と06年度以降で最高とのことでした。
 県教育委員会の学校基本調査から計算すると、兵庫県は県全体で昨年度より約1.16%卒業生が増加しています。少子化が進行している中で今年度中学を卒業する生徒の数が増えるという特異な年になっています。とりわけ、私立高校が多く存在する神戸地区は3.15%、阪神地区も1.54%増加と県内平均より高くなっています。私立高校の募集定員を昨年より減らして(1.68%減)いることと相まって倍率が上昇していることになっていると考えられます。兵庫県同様、大阪府も卒業生が増加する年になっています。大阪府の私立高校全体としては募集定員を昨年より増やしているようです。
 本校は、約100名の募集(A日程)に対し1,119名と今年が過去最高の志願者数となりました。内訳を見ますと、兵庫県からの志願者が多くこの間ずっと右肩上がりで志願者が増えてきています。隣接する大阪府からの志願者は大阪府の施策によって大きく影響を受け増減を繰り返してきました。兵庫県同様年々増加していたものが、公立高校無償化が実施された年に減少し、翌年から実施された実質私学無償化(610万未満の家庭対象)で更に減少しました。その後、増加に転じ今年は過去2番目の志願者数となりました。割合でみると兵庫県からの志願者が多いのですが、高校からの入学者は兵庫県と大阪府は同じような割合になっています。