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振り返りと新年度準備

 三月の声を聞くとともに季節も進み一気に春らしくなると思いきや、季節は逆戻り寒い日が続いています。学年末考査もきょうが中日です。生徒たちは全力を尽くして頑張っていると思います。
 学年末は一年の振り返りを行なうとともに、新年度の準備も進めなければなりません。到達点や課題を明確にし、新年度の計画を立てることになります。毎年同じことの繰り返しのように見えますが、内容は毎年違います。特に来年度は、本校にとって特別な位置づけになる年になります。
 中学が平成27年度から一貫選抜のみの募集になり、高校が選抜特進の比率を高めた募集になりますので、いわゆる第三ステージへ向けて動き出す年になります。第三ステージになるとどう変わるのか、そのイメージが明確になるような取り組みを展開することが来年度には求められています。「本物の学び」も更に発展させ、より内容を豊かなものにしていく必要があります。指導する内容や授業形態・進め方も更に質の高いものが必要とされます。当然、予習復習といった家庭での学習と連動した授業展開になってきます。暗記するだけの学習ではありません。既知の知識や事項をもとに自分の意見や考えを展開させ、他者との違いや共通点を見いだし自らの考えをより深化させていくということが必要とされます。
 来年度の中学入学者は確定しました。現中1とほぼ同じ規模です。高校入学者は、まだ併願の入学者が兵庫・大阪とも後期入試が終わらないと確定しません。しかし、現時点では、卒業した高3の239名をすでに越えています。中学・高校を合わせて過去最高の生徒数になることは確定しています。その規模にふさわしい内容になるよう準備を進めていかなければならないと考えています。