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国公立大学前期の結果判明

 東京大学や京都大学、大阪市立大学などの合格発表がありました。これで、国公立大学前期入試の結果が出揃いました。
 今年の卒業生である56期生は、中学のコース制導入に伴い高校に一貫・選特・特進という新たなコース制を導入した最初の学年でした。この年の高校入試は志願者が約900名と多く、その2年前の290名を超える入学者を迎えた54期生の入試時の志願者よりも多い年でした。しかしながら、1クラス分にあたる約40名少ない入学者でスタートした学年でした。また、大阪府の公立高校に文理学科が登場した年でもありました。
 56期生は、新たなコース制、第二ステージの1期生として新しい道を切り拓いてきた学年でした。先頭を走るものにとっては様々な戸惑いや苦労がつきものですが、それを乗り越えてきた喜びと確信を先日の卒業式の答辞で語ってくれていました。一貫コースで初めての卒業生が出るなど進路についても注目を浴びるところとなっています。
 国公立大学前期の結果が判明した現段階では、65名(現役は51名)の合格者と入学者の多かった54期生の合格者数に迫り、難関大学といわれる東大・京大など旧7帝大(名古屋大以外の6帝大で合格)や医学部医学科の合格者数はすでに54期生を上回っています。今年も東大に1名合格していますが、この生徒は一貫コースの生徒です。昨年途絶えた京大は今年復活しています。すべてのコースは勿論のこと、すべてのクラスから国公立大の合格者が出ています。
 前期で結果を出すことができなかった生徒もいますが、後期に向け頑張っています。捲土重来、この意気込みに期待したい。