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「3・11」


     宮城県名取市立閖上中学校( 昨年8月撮影)
 2011年3月11日午後2時46分、岩手県沖から茨城県沖までの太平洋海底を震源域とされるマグニチュード9.0の大地震が発生しました。この地震による巨大津波や福島第一原発事故は被害を更に深刻なものにしました。報道されるTVの映像は生半可な知識や薄っぺらな考えを根底から覆すほど衝撃的なものでした。日本政府は震災による直接的な被害額を16兆から25兆円と試算しています。
 きょうで東日本大震災から丸3年。警察庁のまとめによりますと死者15,884人・行方不明者2,633人(10日現在)となっています。現在でも約27万人の方が避難生活を余儀なくされています。避難生活の長期化によるストレスは大変なものだと推察します。なかでもプレハブ仮設住宅での長期に渡る生活は限界に達しているのではないでしょうか。復興・復旧のための施策をもっと手厚く、急速に進めることが求められています。
 原発事故からも3年が経ちました。大量の放射能汚染物質や増え続ける原発汚染水など事故の収束どころか益々事態は深刻になっています。人間の力でコントロールする限界を超えていると言わざるを得ません。
 一方、困難ななかで被災した事業所の再建など復興に向け頑張っている姿や震災に強い町づくりや再生可能エネルギーの研究などを目指すべくプレハブの仮設住宅のなかで受験勉強に励んでいる姿もあると聞きます。
 震災復興に向け私たちは何ができるのか。また、被災地で復興に向け頑張っておられる方々から私たちは何を学ぶのか。東日本大震災3年にあたり、しっかりと受け止めたいと思います。