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「本物の学び」の発展をめざして

 きょうは島本町にある(財)サントリー生物有機科学研究所に高校生約30名が出かけています。「先端科学実験教室」に参加するこの四月から高校2・3年生になる生徒たちです。多くの研究員の方に丸一日指導していただくことになります。
 本校では、中学1年生から高校3年生までの6年間に「本物の学び」の柱となる取り組みを計画的に配置しています。
 まず、中学1・2年生では昨日の中学発表会でもその取り組みを披露していますサイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)への応募を目標にした取り組みです。次に、中学3年生・高校1年生を対象とした「サイエンスキャンプ」。最後に、高校2・3年生ではきょう実施している「先端科学実験教室」や夏休みに5日間にわたって行なう「研究者体験」となっています。
 これらは、自らの興味・関心を生かして幅広く学ぶもので、いずれも授業の内容を超えた高度なものです。また、この学びを通して、モチベーションを高めたり将来の進むべき方向を見つけ出したりしているケースが多く出ています。日本生物学オリンピックで敢闘賞や銅賞を受賞した生徒もこれらに参加した生徒です。そのうちの一人は医学の道に進み研究者になりたいと広島大学医学部に合格しています。
 間もなく新年度を迎えます。新しいステージへ向けて、授業内容や展開の仕方をそれにふさわしいものにするとともに、SPPへ向けての取り組みは更に分野を広げたものに、「サイエンスキャンプ」は実施する大学や学部を広げるなど、今までのこれらの取り組みを更に充実・発展させる計画を実行しています。