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高校受験を終えて

 志願者は兵庫県の方が大阪府より多いのに、入学者は大阪府からの方が多くなっています。なぜこのようになるのか。それは併願者の入学する率が大阪府の方が高いからです。兵庫県公立高校一般入試全日制普通科の倍率が約1,600人オーバーの1.08倍に対して、大阪府公立高校後期入試全日制普通科の倍率が約3,000人オーバーの1.23倍と大阪府の方が厳しい競争率になっていました。その上に、進学特色校などは更に高い倍率となりました。兵庫県には複数志願制度があるのに大阪府にはないなど入試制度の違いも関係しています。これらが関係して大阪府からの併願入学者の率が兵庫県よりかなり高くなったと思われます。併願者は第一希望とする学校が本校ではなく別にあります。第一希望が叶わず本校に入学する事になった生徒です。その併願入学者が本校を第一希望とする専願者より多くなっています。
 高校進学が最終ゴールでないことは併願者も専願者も同じ考えだと思います。また、高校時代には将来の夢や目標を叶えるために大学進学というハードルを越える力をつけなければいけないという考えも同じだと思います。この3年間は決して楽な道ばかりではなく、多くの困難や壁にぶつかることがあると覚悟もしていることと思います。挫折を体験しそこから立ち上がる、困難や試練を乗り越える、そういった経験をしたものが本当の強さを持つものといえます。辛さや悔しさはバネにできます。新たに始まる高校生活をどう過ごすか。間もなくその時がやってきます。