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「ポリエチレンテレフタレート」

 プラスティックは「合成樹脂の一つ。合成した樹脂状の物質。熱・圧力などを加えて、任意の形の器具を作る。プラスチックス」と「新解国語辞典」にあります。ペットボトルは「ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂で作られた瓶状の容器。軽くて耐久性に優れ、飲料用容器として広く用いられる」(同)もので、プラスチックの一種です。PETは木や紙と同じ炭素・酸素・水素の三元素からできています。ですから食品類の容器としても安全というわけです。また、現在生産されている衣料用繊維の半数近くがPETだそうです。ポリエステルという名前でよく知られています。
 プラスチックは種類が多く、それらを混ぜてひとまとめでリサイクル処理することができないため再利用率が低く、全体の56%(1998年)がゴミとして捨てられていると言います。PETも処理をするときに他のプラスチックと違う処理をします。ですから、容器(PET)とキャップやラベル(プラスチック)を分別する必要がでてきます。単にゴミとして焼却すればCO2が発生し、地球温暖化を加速させることになります。
 自販機を利用して中身が消費された後に残されたペットボトル。処理の仕方は、一つはゴミとして出す場合は「PET」と「プラ」を分別してゴミ箱へ。そうすれば、資源ごみとして市町村のリサイクルルートに。もう一つの方法は自販機横の回収箱へ。これは、事業系のリサイクルルートに。いずれも、リサイクル商品として消費者に還元されゴミやCO2の削減になります。手軽にできる環境活動であり、利用者としての最低限のモラルでもあります。