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意識して取り組むことの大切さ

 東大見学会に参加している生徒の様子が「進路のへや」で克明に報告されてきています。昨夜は在京の卒業生が宿舎に駆けつけ、後輩たちに体験談や大学の様子を話してくれていたようです。この話がきっかけとなり進学先を決めた生徒がでてくるなど、先輩の話は特別な重みがあります。
 「見学」は「見て学ぶ」と書くように、自身の活動を通して見聞と理解を深めることです。「百聞は一見にしかず」の諺の如く、百回聞くよりも、一度でも自分の目で確かめることの方が確かだということです。これらの経験や体験を含め様々な情報を処理するところは「脳」になります。この脳は結構厄介なもので「さぼり」と言うか、できるだけエネルギーを使わないで効率よく働こうとするそうです。ですから、自分を守るため、重要な情報か否かを判断し、記憶をとどめるにはエネルギーが必要なので重要でないとすれば即座に忘れてしまいます。一方、「面白い」と感じたり「感動」したりすると脳は「重要な情報と」思い込み長く記憶として保存します。ただ漫然と見学しているだけではダメだということになります。
 学習も同様、教科書や参考書、ノートの字面をただ追っているだけでは中々記憶として定着しません。「記憶力を高めるには、意識的に情報の選択を行えば良い」といわれます。様々な情報を互いに関連づけたりすることにより「重要な情報と」思い込ませることが効果的です。きょうは中間考査前の休日です。これを中間考査に重要な役割を果たすという特別な位置づけ、意識して学習にと取り組むことが効果を生むことになります。