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第三ステージの姿

 科学技術、理科、数学に関する観察、実験、実習等の体験的・問題解決的な学習活動を支援するものに「サイエンス・パートナーシップ・プログラム」(SPP)があります。これに応募し採択されると、独立行政法人科学技術振興機構(JST)がこの講座にかかる経費を支援してくれます。
 昨年、本校の中学1・2年生の有志が応募し、2つの講座が採択され活動を行いました。この経験から採択の有無にかかわらず興味や関心のある講座を開設し活動を展開していこうと計画しています。対象を中学1・2年生とし自由な発想で様々な分野の講座を開設できればと考えています。活動は放課後や夏期休業などの休日を使うことになります。今年は物理・化学・生物分野で講座を開設しようとする動きがでているように聞いています。言わば「HIbari SPP」ということになります。この活動が定着していけば、従来から活動が行われ実績を挙げている「サイエンスキャンプ」、これは主に中3・高1の活動、「先端科学実験教室」や「研究者体験」は高校生主体の活動となっていますので、中高6学年がそれぞれの取り組むべき活動の柱ができることになります。
 もちろんこのような体験的・問題解決的な学習活動だけでなく、教科学習等においてもっと深い高度な内容を学習するような講座の開設もあってしかるべきだと思います。コース制が発展的に解消され、質の高い日々の授業が展開される厳選されたシンプルなカリキュラムの上に、これらの活動が展開されていくのが第三ステージの姿だと私は考えています。