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新緑から深緑へ

 「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」。芽吹いた新芽が若葉に、その若葉が青葉へと益々緑が濃くなっています。陽気が良くなって、万物が次第に長じて天地に満ち始めるとされる二十四節気の一つ「小満」です。
 中間考査も目前に迫ってきました。きょうは今春卒業した56期生が後輩たちの「学習支援」に来てくれました。分からないところは友達や先輩、先生に聞き分かるようにする。また、反対に友達に教えることも勉強になります。自分では分かっていたつもりでも、人に教えるとなると中々難しいもので、十分理解できていなかったことが判明したりします。教えることは学ぶことになります。しかし、基本はとことん自分で考えてみることです。考査まで日が無い現時点では無理ですが、分からない問題に遭遇した時、安易に人に聞くのではなく何日もかけて追究するという姿勢や経験は必要なものです。不思議と分かるようになるものですし、その時の喜びや体験はその後の学習を進める上で大きな宝物になります。
 考査直前の土曜日の午後、会議室や学習コーナー、交流スペースなどを利用して学習している姿があちらこちらで見かけられます。きょうの午後からあすの日曜日の使い方が大切になってきます。中間考査は一学期最初の大きな山場です。これをどう乗り越えるかは、その後の学校生活に影響を与えます。やるべきことは全てやる気構えで頑張りましょう。
 芽吹いた新芽が若葉となり更に青葉に、新緑から深緑へと成長する如く、中間考査が成長の節目となることを期待しています。