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更なる高みを目指して

 中間考査も終わり、答案返却、成績処理も済み一学期前半の振り返りが行なわれています。それと関連して、各先生の授業のスキルアップや指導内容・方法の改善を目指した公開授業・研究授業も行なわれています。自分の専門分野だけでなく他教科の授業も見学し、互いにコメントを出し合えるようになっています。
 中学・高校とも当然のことながら、学校は毎年新入生を迎えます。世の中の変化の影響もあり入学してくる生徒の気質・対人関係における対応力や学力も変化しています。数年単位で見れば変化は誰しも実感できるのですが、毎年となると僅かな変化なので見落としがちになります。後で気がついていては対応が遅れていることになります。変化を見逃さないというか、その学年の特徴を踏まえた対応・指導が重要になってきます。学校の世間的な評価が安定している時でも言えることですが、学校改革を進めている時は特に変化が顕著に表れてきます。
 本校は、平成19年高校、翌20年中学と改革をスタートさせました。高校は選特・特進Ⅱ・特進Ⅰの3コースからスタートし、23年から選特・特進の2コースに、中学は一貫・発展の2コースからスタートし、来年は一貫のみの募集となります。この間の入試でのコース間の合格基準点の差を表したものが上記グラフです。明らかにその差が縮まってきていることが分かります。入学者の学力の開きが縮まり、上位にまとまってきていることを表しています。これらを踏まえ、更にその傾向を見通した新たな授業内容・指導方法を検討しているところです。