« 更なる高みを目指して | メイン | 胸に一杯お土産を詰め込み修学旅行団帰る »

今年は暖冬で冷夏?

 6月10日気象庁は「太平洋赤道域の状況はエルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態を示しているが、エルニーニョ現象の発生に近づいた。夏には5年ぶりにエルニーニョ現象が発生し、秋にかけて続く可能性が高い」と発表しました。エルニーニョ現象とは、東太平洋の赤道付近で海水温が上昇する現象です。これが発生すると、日本では暖冬・冷夏になることが多いと言われています。冷夏といっても西日本は猛暑、東北から北にかけては冷夏ということになることが多いようです。また、日本だけではなく、世界的に多雨の地域もあれば大干ばつの地域があったりと異常気象を起こします。それが原因となり農作物の収穫に大きな影響を与えます。気候変動もその地域だけに留まらず、グローバル化ということになります。
 地球上の一部で起こった僅かな変化が、地球全体に大きな影響を与えることになります。自分たちの身近で起こったことでないからと気がつかなかったり、無関心ではおられません。これは気象現象だけに限ったことではありません。あらゆるものは相互に関連し、影響を与え合い存在しているからです。
 梅雨と言えば青やピンクのアジサイにシトシト降る雨などを私は思い浮かべます。ところが最近の梅雨はそのような風情を感じません。急に雨あしが強くなり大粒の雨が振り出す豪雨が梅雨のイメージとして定着しつつあります。災害も引き起こされています。雨の降らない空梅雨も、それもまた困ったものです。必要なものは来るべき時に来、それ相応の内容でないと困るということでしょう。