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先輩の頑張りが後輩に好影響を

 体育大会の入場行進や文化祭での音楽コンクールでは上級生の意気込みや集団としてのまとまりに、下級生、特に新入生は圧倒されることがあります。後輩に「ここまで来てみろ」と言わんばかりの先輩の意地というか壁の高さを見せつけてくれます。その刺激を受けた後輩が先輩を追い越そうと懸命に努力します。学校やクラブなど集団や組織が好循環している姿だと思います。
 高校2年生の修学旅行では、北海道大学を訪れたグループを大学に在籍している卒業生が案内するなど先輩が活躍してくれています。5月に行なわれた東大見学会も、東大を始め慶応や千葉大などに進学した卒業生が後輩の面倒を見てくれています。今年で3年目を迎えるサイエンスキャンプも同様に、その大学に進学した卒業生が激励に駆けつけてくれています。後輩思いの先輩という個人の持つ特性だけではありません。自分たちが先輩から受けた影響や学んだことを、次は自分たちが後輩につないでいきたいという自発的思いからでてきています。伝統として受け継がれてきていると喜んでいます。学校やクラブで共に活動している身近な存在の先輩から受ける影響は大きなものがあると言えます。
 先輩の頑張りは大学進学にも表れています。平成19年から始まった学校改革以降、順調に伸びてきています。第二ステージの始まりである今春の卒業生は、在籍者の3割が国公立大学に現役で合格するところまできました。私大の入試でも頑張っているのは勿論です。部活動も同様のことがいえます。先輩が築いた高い峰を後輩が乗り越えていく、この好循環は今後も続いていくと確信しています。