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今週末は環境フォーラム

 2008年5月29日、中学の全生徒が保護者や地域の方々とともに環境ジャーナリスト枝廣淳子氏の「不都合な真実を超えて」という講演を受け、この日を環境の日と制定するという宣言とともに環境教育に取り組む決意を表明しました。これを機に中学生が行なってきた環境に対する取り組みを発表する環境フォーラムが毎年行なわれるようになりました。今年は今週末の土曜日に行なうことになっています。
 私たちの住むかけがえのないこの美しい地球をいつまでも大切にしていかなければなりません。ところが、自然環境破壊や温暖化などにより直接私たちの生活に影響を及ぼす大きな問題が発生してきています。異常気象による災害などもこれらと関係があると指摘されています。環境省研究チームの報告書は、今世紀末の日本の年平均気温は、20世紀末に比べて最大6.4度上がって約20度になり、海面は約60センチ上昇、これに伴って日本の砂浜の85%が消失、降水量は今世紀末には約10%増え河川流量は1.2倍になると予測しています。北極海で氷が減少する一方、南極海の氷は拡大を続けているという一見矛盾した現象も温暖化による影響だそうです。
 自然の一部を構成する人間の活動が自然に大きな影響を与えてきました。自然との調和、共生を考えて活動しなければ、自らの生活をも危うくすることになってしまうところに環境問題の本質があるように感じます。一人ひとりの行動が意識するしないに係わらず他人に影響を与えているという人間生活そのものにも通ずるところがあります。今年の環境フォーラム、何を問題提起してくれるか楽しみです。