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共感を呼ぶ日本人サポーターの応援マナー

 日本からすると地球の裏側に当たるブラジルでサッカーW杯の熱戦が繰り広げられています。4年に一度の大舞台、ここでの活躍が各自の評価につながるプロの世界です。最高のパフォーマンスを発揮しようと頑張っているところに素晴らしいプレーの数々が生み出されているのだと思います。
 対戦相手がある競技です。前評判通り実力を発揮しているところがあるかと思えば、スペインやイングランドが一次リーグで敗退するという「番狂わせ」や苦戦を続ける日本など様々です。予想通りの展開にならなかったりすると「自分たちのプレーができていない」など作戦面や監督の采配について議論が飛び交うのはどの競技にも共通しています。しかし、相手があることです。それぞれが「自分たちのプレー」を貫こうとしています。言い換えると相手に「自分たちのプレー」をさせないようにしようとしているのです。それを打ち破るところが難しいところです。日本も一次リーグ最後の戦いを残しています。悔いの残らないプレーを期待するのみです。
 W杯で苦戦する日本チームとは裏腹に、日本人サポーターは世界から高い評価を受けているようです。応援席をジャパンブルーで染めようと青いビニール袋を膨らませて応援しています。試合が終わった後、勝敗に関係なくゴミを出さないようにと応援に使ったビニールにゴミを拾い集め入れているサポーターの姿がネットを通じ世界中に発信され注目されているそうです。サッカーの応援では、ヘイトスピーチやバナナを投げ込むなど暗いニュースがありました。それを吹き飛ばす日本人サポーターの相手に関係なく誰でもできる素晴らしい行動が共感を呼んでいます。