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「Academic Summer」

 中学生に将来の進路を見据えた「学び」を象徴するような取り組みができないものかと、鳥取大学を訪れたのが3年前になります。当時の能勢学長にお会いし、私たちの考えていることにご理解をいただき、早速、その年の夏からスタートしたのが「サイエンスキャンプ in 鳥取大学」でした。翌年から豊島学長、福本医学部長のお力添えをいただき医学部のある米子キャンパスでも実施できるようになりました。また、鳥取大学から始まったこの取り組みは徳島大学総合科学部、名古屋大学理学部へと広がりました。対象とする生徒は中3・高1をメインとする位置づけで始めたものです。初年度から希望者が定員を遙かに越え、なかなか厳しい競争率になっています。
 3年目を迎える今年は、鳥取大学(医学部・農学部・工学部・地域学部の10講座)、 徳島大学(医学部・総合科学部の2講座)、同志社大学1講座、森ノ宮医療大学2講座となりました。文系学部の内容も充実し、自宅から通いで行うものも出てきましたので、これらを総称して名前を「Academic Summer」と改称しました。
 入学試験において、将来の進路を考えた学校選択をして受験してくる児童・生徒が多くなっています。早い段階から明確な目標を持って努力すれば実現する可能性が高まることは明白です。「学び」そのものが深まることは言うまでもないことですが、将来の目標を確固たるものにする上でも、また、なんとしてもその目標を実現させたいとするモチベーションアップの上でも、この「Academic Summer」は大きな役割を果たしています。