「一見同じように推移していても」
期末考査も残すところ一日となりました。やれやれ、あと少しだ、という気持ちになっているかもしれませんが、「行百里者半於九十」で言えば半ばが終了したと考えるべきでしょう。また、「此言末路之難」、ツメが大切、最後まで気を抜かないで頑張りましょう。
過去最高の1,500名を超える生徒数でスタートした平成26年度も一学期の最終盤を迎えています。50周年以降のこの10数年間、中学、高校と入学式を別々に行なっていたものを大阪国際会議場で「中学校・高等学校入学式」として行ないました。また、体育大会は「中学校・高等学校体育大会」として行なっていたものを、それぞれ独立した大会として実施しました。いわば、今までの流れとは違う形で進められてきました。形態の変化だけではありません。中学生が行なう「環境フォーラム」は、経験の蓄積とともにより質的に向上したものとなっていました。また、高校生対象の「One Day College』も国公立大学が11校と増え、講座数も37講座と最高の数でした。量も質も向上したものとなりました。サイエンスキャンプも「Academic Summer」と改称したように、分野も大学も増え内容が充実し参加希望者も多くなっています。中学カナダ研修もしかり、50名を超える過去最高の研修団で行なうことになっています。
一見同じように推移しているように見えるものも、その内には違った向きの力が作用しています。弱めようとするものと強めようとするものです。現象面だけでなく、この力を見逃さないようにしていきたいと考えています。