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ホストファミリーとの一日


 プリンス・エドワード島は、カナダの東端セント・ローレンス湾に浮かぶ島です。州都シャーロットタウンは、日本の稚内(北海道)よりやや北に位置し、フランス南部と同じ緯度にあります。夏は涼しくて過ごしやすく穏やかな天候に緑と赤土の大地がより一層映え、最高の観光シーズンとなっています。今年はカナダ建国の発端となるシャーロットタウン会議が開かれてから150年を迎える節目の年となり観光客も多く、日本で放送されている「花子とアン」の連続TV小説の影響もあってか、日本人と遭遇する機会も多くなっています。ここでの生活を中心に、グリーンゲイブルズのあるキャベンディッシュやディープシーフィッシングの出発港となった北ラスチコなど島を縦断してアクティビティを行ってきました。PEIでの一週間の生活も、あっと言う間に過ぎ去ったような感がします。きょうは学校はお休みです。生徒は各自ホストファミリーと過ごすことになります。いよいよ明日はトロントに向け出発となります。
 思い起こせば何となくぎこちなかったホストファミリーとの行動もこの間で随分板に付いてきた感じがします。明日でお別れとなれば尚の事、今日一日を大切に過ごしていることと思います。多くの人との出会いの中で他者を思いやる利他的行動に多く接する事で自らの生き方や考え方も大きく影響を受けることになります。親切で優しく、献身的なホストファミリーとの生活は、例え一週間といえども生徒にとってはかけがえのない体験となったことと確信しています。