文化祭に寄せて
平成26年度は、中学15クラス、高校22クラスの計37クラス、生徒も1,500名を超える過去最多のクラス・生徒数でスタートしました。平成19年度より始まった高校改革のコース制も翌年には中学改革へと進み、今春は中学改革一期生が卒業するに至りました。そして、来年度から中学校は一貫選抜のみの募集となり、コース制を発展的に解消させる取り組みへと進んでいきます。「独立の小学校とし更に接続の中学校をも作り一大総合雲雀丘学園にして行きたいとの高遠なる希望」(学校創設趣意書)をもち昭和25年(1950年)に学校法人としてスタートした雲雀丘学園は新しいステージに進もうとしています。
学校の様々な活動において中心的役割を担うのは言うまでもなく生徒です。生徒が生き生きと活動する中にも、どのような問題意識や課題を持ち、それに対してどのように取り組もうとしているのかが問われることになります。今年は、中学生の運営による環境フォーラムが7回目を迎えました。発表内容やスキルも年々レベルが上がってきていると感心しました。体育大会は、中学体育大会、高校体育大会と別開催になり、初めて中学生の手による体育大会の運営を立派に行ないました。そして、二学期の文化祭を迎えようとしています。文化祭は生徒の手で企画・立案や運営を行い、クラスや学年、クラブなどの集団として力を発揮することになります。言い換えると生徒の自治力を発揮する場です。仲間とともに築き上げてきた日頃の成果を遺憾なく発揮するとともに、この取り組みを通して更に集団としての質を高めていくことになるものと思っています。歴史と伝統を引き継ぐ「雲雀祭」となることと期待しています。