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生活のリズムと体内時計

 今週から2学期が始まっています。午前中授業の後、放課後は9月の第一週に行なわれる文化祭に向けての準備にクラスやクラブと大忙しです。夏休み気分を引きずっていられません。生活のリズムを日常の学校生活に戻さなければなりません。
 ヒトを含め多くの生物が体内時計を持っていると言われています。地球が24時間で自転するところから、一日の平均は24時間で動いているようですが、若干の誤差もあるようです。ヒトの体内時計は睡眠覚醒・体温・血圧・ホルモンの分泌のリズムをつかさどり、これに狂いが生じると体調不良に不眠、メタボにまで影響するとも言われています。海外旅行などによる「時差ボケ」も、急激な環境の変化により体内時計と現実の生活の間に生じる狂いから起こるものです。「明るい光と身体運動は時差ボケに効果的」とされています。そこの環境にあわせて活動することにより一週間ほどで解消されるとされています。体内時計の同期のズレを24時間のリズムにシンクロさせる鍵を握っているとされているのが「光」です。窓から朝日が差し込むとその光で目を覚ます。陽が昇れば活動し、沈めば活動をやめる、これが自然の理にかなっているようです。
 これからの季節、秋分の日を境に夜が長くなってきます。今のうちにしっかりと体内時計をリセットし正常に戻しておかなければなりません。体内時計も年齢とともに老化するようです。順応性に優れた若いうちに体内時計が正確な時刻を刻めるように調整しておく必要がありそうです。