学校基本調査(大学入学者の状況)
文科省の学校基本調査によりますと、平成26年3月の高等学校(全日制課程・定時制課程)卒業者数は1,047,391人(男子 526,434人、女子 520,957人)で、前年度より40,733人減少しています。このうち、大学(学部)へ進学したものは502,336人で進学率は48.0%、前年度より0.7ポイント上昇しています。近隣府県は全国平均より高く、大阪府51.7%、兵庫県54.6%、京都府59.2%となっています。
一方、今年度の大学学部への入学者数は,608,232人(国立大100,859人、公立大30,669人、私立大476,704人)で、前年度より5,951人減少しています。ほとんどは私立大での減となっています。少子化に反比例するかのように進学率は上昇していますが、入学者は減少傾向です。その結果、今年度の大学学部生は2,552,051人となり、関係学科別構成比では「社会科学32.7%」、工学15.2%」、「人文科学14.5%」、「教育7.3%」、他の学部は約3%となっています。年次推移でみると「教育」、「薬学」の比率が上昇し、「人文科学」、「社会科学」が低下、その他はほぼ横ばいの状況です。
基本調査からみる高校卒業後の大学(学部)進学率や関係学科別の構成比の全体像は以上です。各自の個別の進路を考える上で全体像の把握は不可欠な要素となります。大学卒業後の進路と併せて検討材料にして欲しいと思います。