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「Hibari SPP 」始まる

 昨年度、独立行政法人科学技術振興機構(JST)が行う「サイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)」に、本校の中学1・2年生の有志が応募し「発酵から学ぶ食品の科学」、「日本の食糧を守る~水産資源の確保~」の2つが採択されました。中学1・2年生を対象にした「本物の学び」の一環として取り組めるものを検討していた矢先のことでした。参加した生徒は大学の研究所や工場見学、その道の専門家や大学の先生による指導や実験に大きな感動と学びの面白さを体験しました。この取り組みを中学1・2年生に是非とも定着させたいとして、本年度は分野も3つ(物理・化学・生物分野)に広げ、名前も「Hibari SPP 」として本校独自のものとして進めることになったのでした。
 日程の関係で早くスタートするテーマA「航空機の先端技術」の事前指導が本日行われました。「航空機がなぜ飛ぶのかその仕組みを知りたい」というものや「管制官の仕事に就きたいから」、「整備士の仕事に就きたいから」など様々な志望理由を書き応募してきたものの中から選ばれた中1(15名)、中2(8名)の計23名が受講しました。
 今後は、『航空機開発の最前線』として、三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場内資料室及び飛島工場の訪問、大阪府立大学砂田茂教授をお招きして『小型航空機の開発』の講義などを予定しています。研究成果は来年度に発表する事にしています。それに触発された後輩が、また新たなテーマで次年度取り組みを始める好循環になるものと期待しています。