感動の音楽コンクール
きょうは「 HIBARI FESTIVAL 49th 」の初日です。8時30分全校生徒が校庭に集合、開会式が行われました。生徒会長の開会宣言の後、各委員会からの諸注意がありそれぞれの持ち場へと移動、雲雀祭が始まりました。
高校音楽コンクールが始まるころになると、講堂へ向かう生徒の列が出来始めました。その中から「ゆっくり、ゆっくり」と呟く声が聞こえてきす。勿論、ゆっくりとしか進めないのですが、どうも人をかき分けて進もうとする気持ちを諌めているのではなさそうです。舞台へ上がるとテンポが速くなってしまうので、そうならないようにと自分に言い聞かせるように呟いていたのでした。音楽コンクールにかける意気込みと集中しようとしている様子を垣間見た感じがしました。
例年、この音楽コンクールは、中学もそうですが、聴くものの心、いや凛々しい姿勢で表情も豊かななので観るものの心も打つ、素晴らしい伝統行事となっています。選曲から役割分担、練習に至る過程では、真剣に意見をぶつけ合い、相互批判や自らの姿勢の反省も含め「喧嘩をしている様」に感じるほどだそうです。音楽コンクールのために組織されたクラスではありません。歌の苦手な人もいるでしょう。大きな声を張り上げるのが恥ずかしいと思う人もいるでしょう。しかし、このコンクールではそれらを乗り越え、どのクラスも心を一つにして金賞を目指すのだという意気込みをみせます。例年は上級生が経験とプライドを示すところなのですが、今年は一年生が金賞と銀賞を獲得しました。
目標実現に向け、皆んなで力を合わせ努力する、音楽コンクールを通してどのクラスも団結が一つステップアップしたことでしょう。