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中学前期日程受験者分析


 上記左のグラフは中学改革に伴うコース別入学者数の変化を棒グラフで、入試の合格目安を折れ線グラフで表したものです。合格目安は前期A日程入試のもので、五ツ木駸々堂模試の合格70%ライン偏差値を使っています。一貫の人数が増えるに従い難易度が上がってきています。
 上記右のグラフは最大の志願者だった12年度以降の前期日程の延べ受験者と実受験者を表したものです。推移をみると、2012年度647名(A264名、B383名)13年度628名(A286名、B342名)14年度528名(A254名、B274名)と減少傾向で、約120名受験者が減っています。その内訳は、A日程受験者が一番多かった昨年度と比較すると今年のA日程受験者は約30名減となりますが、12年度からの推移でみると約10名減、B日程受験者が約110名減となっています。
 但し、A・B両日程を受験している者は両方にカウントされていますから、それを差し引くと、前期受験者の一番多かった12年度はA・B両方受験している者の数が今年より約20名多くなっていますので、A日程だけの受験者は今年の方が12年度より約10名多くなります。この数はA日程受験者の一番多かった昨年度とほぼ同数です。また、B日程だけの受験者も約90名と減少数が少なくなります。この間の推移を見ると、A日程だけの受験者は増え、B日程の受験者が減っていることになります。これらは、午後入試の増加の影響もありB日程受験者層の変化、言い換えると併願パターンの変化の表れ、と私たちは分析しています。