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世界に誇る長寿国日本

 きょうは「敬老の日」です。ハッピーマンデー制度により第3月曜日となったものが偶然重なっただけですが、15日が敬老の日というのは何となくおさまりがいいです。
 厚労省のデータによりますと、日本の平均寿命が平成25年度は男性80.21歳、女性86.61歳となりました。国際的な比較では女性は2年連続世界一、男性は世界第5位から4位となりました。日本は世界に誇る長寿国となっています。平均寿命の年次推移表の最初にある昭和22年は、男性50.06歳、女性53.96歳となっています。織田信長が好んで演じたとされる「敦盛」の一節、「人間五十年 下天の内をくらぶれば」ではありませんが、同じぐらいの平均寿命です。戦争の影響が色濃く出ています。
 また、100歳以上の高齢者はことしの9月1日の時点で、全国で5万8820人おられ過去最多となりました。そのうちの9割近くが女性だそうです。統計を取り始めた50年前は約150人といいますから、急速に長生きが可能な国を築き上げてきたことになります。科学技術や医療技術の進歩とともに、世界が注目する「国民皆保険」制度や健康、医療、福祉制度が貢献してきた結果の現れと言えます。
 今があるのは、それを築き上げてこられた先輩があるからです。いつまでもお年寄りをを大切にする社会であって欲しいと願います。