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更に前期日程を考えると


 前期入試はA日程とB日程があります。A日程受験者の中には、B日程も受験する方があります。なんとしても合格したいとの気持ちで連続して受験していただいているのだと思います。有り難いことです。A日程とB日程とでは、受験科目は同じ3科目ですが、配点の違いがあります。B日程では国語と算数の配点が理科の1.5倍となり、国語や算数の得意な方には有利な配点となっています。合否判定に微妙に影響してくることも事実です。
 さて、B日程についてですが、前述のようにA日程と連続で受けられる方と、初日は他校を受験されてB日程を受験される方とに分けることができます。このB日程だけの受験者の合否の状況をみると合格率が53%となっています。内訳は一貫合格者が46%(33%)、発展合格者が7%(12%)となっています。( )内は昨年度の数字です。今年の方が合格率は高くなっています。B日程だけの受験者は昨年より減少しましたが、一貫合格者は昨年より多くなっています。昨年、今年と前期日程の募集を一貫110名・発展40名と一貫を増やしてきたことも影響し、B日程の受験者が変化してきているのではないかと考えています。
 前期の受験を考えると、当然のことながらA日程受験者の合格率が一番高く69%(内部生含む)となっています。続いて、A・Bとも受験された方の合格率が65%、B日程だけを受験された方の合格率が53%と、全て50%を超えています。午後入試が増え、初日と2日目で4校も受験できるような入試日程になっています。「行きたい学校」を目指して受験のスケジュールを立てる際の参考にしていただければと思います。