« 後期生徒会役員活動開始 | メイン | 第一志望加算点の持つ意味 »

15年度兵庫県公立高校進学希望調査

 兵庫県教育委員会は9月30日、2015年度公立高校進学希望調査結果(9月1日現在)を発表しました。来春の国公立中学卒業者は、近年のピーク平成元年の87,368人から49,244人へと大幅な減少(43.7%減)となり、昨年度からも749人減となっています。一方、進学希望率は98.3%で前年より0.5%増、過去10年の調査で最も高い率となっています。
 内訳を見ますと、公立全日制希望率は前年より0.6%減の86.2%となっています。私立高校希望率は前年より0.8%増の4.9%、その他の高専や県外の学校を希望する率は約5%でほぼ前年通り、就職、専修学校等もほぼ同じとなっています。希望者・率ともに公立高校が減り、その分、私立高校が増えています。進路未定率は0.4%減となり、進路の確定が早くなっていることも読みとれます。
 全日制の普通科(単位制含む)と総合学科は、15年度入試から5学区に再編(現行は16学区)されます。そのことにより選択肢が広がり、今までは学区外だった学校が受験できるようになります。全日制・普通科(単位制を除く)では、現学区以外からの希望者の率が高いのは1学区の11.1%(712人)、2学区10.5%(860人)、3学区10.0%(540人)となっています。
 国際文化系・自然科学系・総合人間系コースの計が1,224名と昨年(1,159名)より増加、特色学科や単位制、総合学科が高い倍率(昨年の定員で計算)となっています。
 9月1日現在の希望調査です。今後、各中学校の進路指導に伴い、どのように変化するか注目していきたいと思います。