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兵庫県と大阪府の公立高校入試

 兵庫県公立高校の入試日程は以下のようになっています。推薦入学・特色選抜などの出願が2月3日〜5日で、面接・適性検査が2月14日、合格発表は19日、学力検査の出願が2月23日〜25日、学力検査が3月12日、合格発表3月19日です。2月になれば、出願、入試、合格発表が立て続けに繰り返されることになります。この間に私立高校の入試が2月10日に行なわれます。受験生にとっては過密なスケジュールとなっています。
 また、一部の学科やコースでは1回しか受験機会がないものがありますが、ほとんどの学校は2月に行なわれる推薦入学・特色選抜と3月に行なわれる学力検査の2回の受験機会があるシステムとなっています。その上に、同じ学校でありながら、学区内からしか受験できないものもあれば学区外の全県から受験可能なものもあります。複数志願選抜もあります。兵庫県の公立高校入試の制度は複雑だと言われています。
 一方、大阪府の公立高校の入試は2月の前期入試(専門学科)と3月の後期入試(普通科)だったものが、13年度から普通科の一部を前期でも受験できるようにしました。その結果、多くの「不合格」を経験する生徒が増えました。それを、府教委は16年度入試から、実技試験のある音楽科や体育科など専門学科のごく一部以外は原則3月に一本化するとの方針のようです。「不合格でも、後期に同じ学校を受験できるが、前期の合格発表から後期出願までは数日しかなく、保護者や教師からは『子どもが気持ちを切り替えられない』『短期間の進路指導は難しい』といった声が上がっていた」と読売新聞(7月17日)は報じていました。