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「ホタルの棲める環境を考える」(Hibari SPP)

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 雲雀丘は、長尾山の扇状地に位置しています。湧き水や小さな川も多く、学園の中にも川が流れています。この川の上流には、雲雀滝があり、これが地名の由来となっているようです。この川は学園のプールと体育館の西側を流れ国道176号線を南下し寺畑前川に合流、その先の東へ行ったところで最明寺川、猪名川に合流しています。
 先週の土曜日(15日)の午後、中学1・2年生の有志が行っている「Hibari SPP」の生物多様性について取り組んでいるグループは、兵庫県立大学自然・環境科学研究所から三橋弘宗先生をお招きして「『自然再生の理論と実践学』〜ホタルが棲める環境を考える〜」公開講座を受講しました。「川の生態系が保たれている仕組みを理解しなければ、保全や再生することは、とても難し」く、その仕組みは川の生物多様性の数だけあると先生は指摘されています。講座終了後、生徒は学園を流れる川を先生と一緒に観察に出かけ現場での指導も受けました。
 寺畑前川や最明寺川は以前から中学3年生が巡検に出かけたりする場所でした。最明寺川を遡れば学園の北西にあたるところに滝があり、さらにその上流には源氏一門の祈願所とされる満願寺があります。歴史的にも由緒のある場所です。環境大使や中学生が地域の人たちと共に里山再生に取り組んでいる「北雲雀きずきの森」もあります。これらの取り組みと結合させ「ホタルが棲める環境整備を考え」、実践に移していければと考えています。私立学校にとっても地域に根ざした取り組み、地域貢献という課題は不可欠です。