高校受験の模試会場
「胸突き八丁」という言葉があります。 富士登山で頂上までの8丁(約872メートル)の険しい道からきたようです。そこから、他の山や坂道でも使われるようになったり、転じて、物事を成し遂げる過程で、いちばん苦しい正念場を表す言葉として使われるようになっています。
きょうの日曜日、高校受験に向けた模擬テストが行われました。本校も受験会場となっていました。中学・高校の全ての教室が会場となるほど沢山の中学3年生が受験していました。今年もあと残すところひと月半となりました。私立高校受験のための参考資料となるとして、何度か行われる模試の中でも、毎年、11月に実施される模試が受験者は一番多いといわれています。5教科それぞれの理解度が計られると同時に、受験者の中に占める自分の相対的な位置が判断でき、今後の対策に役立てることになります。
年明け早々には私立中学受験、2月に入ると私立高校受験と続きます。また、すでに始まっている大学受験も中学受験と同じ日程でセンター試験が行われます。中学・高校・大学と受験に向けた「胸突き八丁」を迎えていると言えます。苦しい時、辛い時それをどう乗り切るか、また、その時こそ、力を大きく伸ばせる時でもあるし、人間的成長をはかれる時です。まさに、試練は人を鍛え、乗り越えてた者を大きく成長させます。
残された期間、従来の対応の延長ではなく、間も無く山頂、胸突き八丁を迎えた対応が必要となってきます。健闘を期待しています。