中3沖縄研修旅行に出発
中学3年生が沖縄研修旅行に出発しました。きょうから3泊4日の日程で、ひめゆりの塔や平和祈念資料館のある本島南部地域や北部地域の伊江島での研修を行います。
「90日におよぶ鉄の暴風は、島々の山容を変え、文化遺産のほとんどを破壊し、20数万の尊い人命を奪い去りました(平和祈念資料館設立理念)」。69年前に地上戦が繰り広げられた沖縄です。今も戦跡が数多く残っています。これらを訪れ平和の大切さを身をもって知ることになるでしょう。「”沖縄のこころ”とは、人間の尊厳を何よりも重く見て、戦争につながる一切の行為を否定し、平和を求め、人間性の発露である文化をこよなく愛する心であります(同)」。このことをしっかり学んできてほしいと思います。
また、沖縄は自然豊かな島でもあります。一方で、地球温暖化の影響でサンゴの白化現象が進行していると問題になっています。イノー観察などを行いますが、研修旅行のテーマの一つである環境学習も実りあるものにしてほしいと思っています。
この研修旅行は中学3年間の締めくくりとなる宿泊行事です。ホテルでの宿泊は1・2年生で経験していますが、今回はじめて数人のグループに分かれての民泊を伊江島で体験します。4日間寝食を共にすると同時に、多くの仲間と共通の課題に力を合わせて取り組むことになります。より一層相互理解が深まり友情の輪を広げることができます。沢山の良き思い出をつくることにもなります。研修旅行でより成長した学年集団となることを期待しています。