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ターニングポイント

 どちらを選ぶか、選択を迫られる機会はいろんな場面で出てきます。目的地へ行くためにどの道を通るかということもあれば、生き方や人生についての道についても同様のことがあります。ただ、決して正解とする道は一本だけでなく、回り道や遠回り、時には道に迷って引き返すことも、でも最終的に同じ目的地に到達するすることは可能です。確信を持って選ぶ道もあれば、ただ道なりに進進んで行く道もあります。振り返ってみて、今在るのは、あの時のあの道を選んだことが大きなポイントになっているという分岐点や転換点のことを「ターニングポイント」という言葉で表したりします。
 「人生のターニングポイント」、きょう行われた学園PTA主催の講演会での落語家桂吉弥師匠の演題です。小学校3年生の時に転校した学校で、近くの席の子から「一緒に帰ろう」と声をかけられたこと、また、両親とも教育者という家庭で育ち、父親と同じ大学へと進んだところでの「言葉を介して話し手と聞き手が風景や情景、心情を共有する」という落語と出会いや落語家になろうと決意した中での内弟子時代の厳しい修行などが「ターニングポイント」と言えるかもしれませんなどと楽しい話を織り交ぜ会場を爆笑の渦に巻き込みながらの講演でした。講演終了後、気さくに写真撮影に応じて下さる姿にも人柄の一端が伺えました。
 何がターニングポイントになるか、それは人それぞれによって違います。今何を課題としているのか、そこに真摯に向き合う姿勢がターニングポイントをつくることになると思います。