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沖縄からの贈り物

 %E3%82%B5%E3%83%A1.jpg 中学3年生が沖縄研修旅行から先週の土曜日に帰ってきました。平和学習、環境学習や民泊体験など多くのことを学んできました。この経験や体験を学校生活に活かそうと今週から元気に登校してきています。そこへ、「沖縄からの贈り物」が届きました。それは、環境学習の事前学習としてお招きした沖縄美ら島財団総合研究センターの佐藤圭一先生からでした。「贈り物」は先生が研究されているサメの歯でした。理科の実習助手の方が早速標本を作り、生徒が見られるように生物教室に展示しました。
 ほぼ左右対称の形をしているものが沖縄を代表する大型のオオメジロザメ、左右非対称の変わった形をしているものが4〜5メートルの大きさになるイタチザメの歯だそうです。これらのサメは危険性の高い種で、ウミガメや弱ったイルカ、海鳥などを捕食するそうです。サメの歯は数日から数週間に一度定期的に交換するとのこと、その時に抜けた脱落歯と呼ばれるものを贈って下さいました。両顎には常に新しい歯が並んでいるとのこと、永久歯が抜けると新しい歯が生えてこない人間にはうらやましいかぎりです。また、縁辺のギザギザは鋸歯と呼ばれ、危険ザメの特徴だそうです。肉などを切り裂くのに適した構造になっており、硬い木の上に置いた紙に、この鋸歯の部分を押し当てて引けばきれいに切れると先生はおっしゃっています。
 研修旅行が終わった後も、現地との繋がりが続くというのはありがたいことです。「沖縄からの贈り物」、サメの歯を大切にしていきます。佐藤先生ありがとうございました。