« 2006年03月 | メイン | 2006年07月 »

2006年06月27日

カナダ研修最終説明会実施

国際部カナダ説明会 004.jpg

  6月27日、中学生対象カナダ研修の最終説明会が行われました。今年度で4回目となるこの研修は、年々充実したものとなってきています。本日の最終説明会に先立っては、事前説明会を行い、「赤毛のアン」の上映、諸説明の実施を行ってきました。今回の最終説明会においては、様々な先生方に海外研修を充実させるための心がけについてお話を頂戴しました。具体的には、日本の常識は世界の非常識として、自らの見方ではなく、カナダの人の見方に気づいてみようというお話、日本のよいところを紹介してこよう、ご飯を頂く前の「いただきます」を紹介してみようなどというお話がありました。なぜ「いただきます」というのか、そのような当たり前の行動に対して、なぜ、どうしてという心が芽生えること、そしてそれを説明するために様々な工夫をこらすこと、それが研修の成果です。この研修は、送ってくださる保護者の方々、そして迎え入れてくださるカナダの家庭、学校の皆様、そしてそれを支えてくださる皆々様がいらして下さって、はじめて成立するのだというお話もありました。中学生という、とても恵まれた時期にカナダでの研修ができることに感謝しながら、現地の方々との交流を通して様々な相違点を肌で感じ、それを言葉で語れるようになって帰国してほしいと思います。それを、家族、友達、そして周りの人、社会へと伝えてゆくことが皆さんの使命です。しっかり頑張ってきてください。渡航前にしておくべきことが山ほどあるでしょう。それもまた、研修の一つです。皆さんの果敢な取り組みに期待しています。

アメリカからの留学生を紹介します

6月5日より国際科1年生に在籍しています。日本と雲雀丘学園の印象を書いてもらいました。
アメリカ合衆国アーカンソー州から約2ヵ月の滞在です。
20060620BRITANY.jpg
Impressions of Japan and Hibarigaoka Gakuen
Japan is wonderful. Since I was very young, I have always wanted to visit the country, and now that I'm here, I see how friendly and kind the people are and how beautiful the land is, despite its urbanization.
It is very different from America in that sense. Everywhere I go here reminds me of something unique from Japan's history, whether it be a shrine in the middle of a shopping district or the style of a family's home, whereas in America, such things are harder to come across. It really opened my eyes to this society's culture.
Hibarigaoka Gakuen has given me a wonderful experience as well during my short stay.
Ever since I arrived on June 5th, I have felt like I was, and still am, welcomed. The teachers, like Mr. Goda, and the students have made it easier on the drastic changes in education by being so helpful.
They really are a team, unlike in America, where the focus is on the individual.
I really appreciate eveyone who has helped me while I've been here. It has given me a wonderful impression of the Japanese people. I am glad to know there are still such kind people in the world.
Also, I appreciate the chance to go to Hibarigaoka Gakuen. It has made my visit only that more interesting and pleasant. Thank you all!

2006年06月16日

STUDENT from Australia

TARA0001.jpg
4月より高校2年F組に来ている留学生のコメントです。彼女は,来年1月まで本校で学習します。
I wanted to come to Japan because I though it would be completely different from Australia and I was right! At first, I thought it might be difficult to get used to the differences but surprisingly things have been running quite smoothly.
I think ひばり がおか is a good school and although the dress code is pretty strict, I’m enjoying my time here. The teachers and the students are really kind and are always willing to help me when I’m a little confused. 
I was surprised at how long it takes to get to school. For me, it’s an hour by train and walking, which I’ve heard is pretty standard, but some students have to travel for 2 hours or so!!!
I was also shocked at how much people study here, for example a few girls in my class study until 1 or 2 o’clock in the morning! I tried it myself but by 10:30pm I just had to go to bed. These students are truly dedicated!
My host family, are nice people too and they feed me a lot! But that’s ok because the food is so yummy here. Go まっちゃ and シュークリーム!

There are a lot of things that have surprised me about Japan and most of them have been all good.  I think one word to describe this country would have to be: おもしろい!

日本はオーストラリアより違うと思うので,日本に来たかったです。
ひばりがおかが よい学校 と思います。先生も学生もが私にしんせつです。学生がたくさん勉強するので,びっくりしました。生徒達はとてもべんきょうねっしんです。
ホストファミリもしんせつなひとです。たくさんの食べ物をよういしてくれます。
日本のたべものが好きなので,OKと思います。
日本についてたくさんことにびっくりしています。
しかし,ほとんどのことはとてもおもしろいとおもいます。

2006年06月06日

高1国際科F組JICA訪問研修

6月6日,国際科1年生がHAT神戸にある,JICA(独立行政法人国際協力機構)兵庫国際センターを訪れました。この行事は,国際科1年生の恒例行事になっています。
JICAは,開発途上国に対するわが国の国際協力事業を実施するために設立された政府機関で,青年海外協力隊をはじめ,様々な国際協力事業を行っています。
この研修の目的は,国際協力プログラムとして国際的視野を広げ,開発援助について学ぶために,外国からの研修員と交流を行うことです。12カ国からの12人の研修員の方とのは交流に使用する言語は英語で,高校に入学して2ヶ月,自分たちの英語がどれくらい通じるのか,学んできた英語を使う絶好のチャンスとなりました。
今回の研修員の方は,Bangladesh,Cambodia,Philippine,Uzbekistan,Eritrea,Zimbabwe,South Africa,Egypt,Fiji,Croatia,Moldova,Costa Ricaの12カ国から「貿易促進」に関して研修にこられた方です。
来日されて数日ということで,日本文化の紹介プログラムを生徒たちが中心となって考えました。
下記の時程で研修を行いました。

10:00~10:50 JICA事業概要説明〔JICA職員の段原さん〕 ,館内見学
クイズを交えて,国際協力や援助について学びました。
1.jpg

11:00~11:30交流Ⅰ①日本文化の紹介書道
担任のミドルトン先生の指導で「友」「愛」など漢字の意味を説明しました。
2.jpg3.jpg

11:30~11:50交流Ⅰ②日本文化の紹介折り紙
かぶとや鶴や手裏剣などを折り,千羽鶴の意味を懸命に説明しました。
4.jpg5.jpg
12:00~12:40交流Ⅱ研修員と昼食
事前に宗教上の理由で食べられないものをチェックし,生徒たちがお弁当を用意しました。とても豪華なものもあり,お母さんは大変であったのではないでしょうか?
6.jpg7.jpg
13:00~14:10交流Ⅲ取材
それぞれのグループで,研修員の方のプロフィールや家族のこと,国や学校のようすなどを取材し,大きな紙にまとめました。内戦・難民問題や環境問題について話しているグループもありました。おみやげをもらっている生徒もいました。
14:10~15:00発表〔英語〕
ポスターを使って,取材した内容を英語で発表しました。ただでさえ緊張するのに英語ではとても・・・司会者も英語でがんばりました。
8.jpg9.jpg

10.jpg11.jpg

12.jpg13.jpg
15:00~15:40レクレーション
レク係が「だるまさんが転んだ」を英語で説明しました。
最初はルールがわかりにくかったですが,ノリのいい研修員の方が多く大笑いの中で楽しい時間をすごしました。
14.jpg15.jpg
生徒の感想文(一部)
あんなに英語を話したのは,たぶん初めてだったと思う。一日にたくさんいろんな国の人と話したのも初めてだった。どれもこれも初めての経験で最初は少し不安と緊張でいっぱいだったけど,どの国の人もみんなやさしくて笑顔で接しくれたので,すごくうれしかった。でも一番うれしかったのは,自分の英語が伝わったときでした。・・・・伝わらなくても決して伝えようとする気持ちを忘れてはいけないと思った。

・・・一番心に残っていることは,ディベナさんが,「失敗を恐れたらダメ!!今できることを必死にがんばれば結果はでる」と言ってくださったことです。この言葉を言ってもらえたからこそ一日黙らないで何とか英語を使えたんだと思います。JICAに行って,英語は世界共通語なんだと改めて実感しました。そして,恥ずかしがっていては何も始まらないということも感じました。私は今,せっかくめぐまれた環境にいるので,できるだけたくさん利用して,「英語」という言語を自分のものにしたいなと強く思いました。


「英語が話せたら楽しい。」「自分の語学力のなさを知り,悔しい。」「JICAに興味を持った。働いてみたい。」「とてもいい経験になった。」という意見が多かったです。
 行く前は聞いたこともない国と言っている人がほとんどでしたが,帰りにはとても仲良くなり,お別れが寂しそうでした。生徒にとってとても充実した一日であったようです。 JICAと研修員のみなさん,お世話になり,ありがとうございました。国際科22期生,この経験を生かしてしっかり勉強して世界にはばたいてください。