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比較文化研修生徒報告書

My Kiwi Land  H.S.
 私は幼い頃外国に住んでいて、英語に親しみを持っていたが、帰国してからの年月が長くなり、英語を喋る自信がなくなっていた。New Zealandでの9週間はそんな私に、やっぱり英語が好きだ、外国が好きだ、という気持ちを再確認させてくれるものとなった。
 New Zealandの人達は、New Zealand人のことをKiwiと言うが、私のKiwi mum & dad (Shirley and Eric Crabbe) は素晴らしい友達が多く、色々なところに連れて行ってくれるとても素敵な方達だった。綺麗な所や楽しい所にたくさん行くことが出来、言葉では言い尽くせないほど感謝している。
 New Zealandと日本の違いはなんと言っても自然だと思う。日本と同じぐらいの国土に、兵庫県よりも人口が少なく、とにかく自然が豊かである。この素敵な自然の中で育てば、のんびりとした性格になるのも納得できる。そしてNew Zealandに行くと必ず人の優しさに触れることが出来る。町を歩いていて、目がパッと合ったとき、必ずニコッと微笑み一言「Hi, how are you doing?」。思わず自分も笑顔で「Fine thanks, and you?」と聞いてしまう。全く知らない他人だけれど、その瞬間凄く暖かい気持ちになる。そのうち自分からも声を掛けるようになり、ニコニコ笑顔でいれる自分が嬉しく思えた。
 Mum & Dadは熱心なキリスト教徒だった為、宗教の違いも多く学べて自分のためになったと思う。毎週日曜日は教会に行き、そこで色んな人達と交流することが私の楽しみだった。水曜日には、home groupと言う、教会の地域ごとの15人くらいのメンバーのうちの誰かの家に集まり、聖書の勉強などをする。最初は退屈で眠たくならないか心配したが、いつも興味深く聞くことが出来た。Home groupで出会った人達はすぐに私を受け入れてくれた為、とても居心地が良く、私はhome groupのメンバーに会うのが楽しみで、毎週水曜日が待ち遠しかった。
 私はこの研修に参加できたことを凄く嬉しく思い、父と母に感謝している。そしてもちろん忘れてはならないのが、F(笑風)組のもう一人の母、Keikoさんだ。Keikoさんにも大変お世話になり、感謝している。
 New Zealand研修は私にとって色々なことを考えるきっかけとなった。この経験を将来に役立てるようにしたい。2年後、私は必ずKiwi land(New Zealand)に戻り、mum & dad、home group のメンバーに会いに行く。