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タウランガ

タウランガの街は、リゾート地として有名でNZ国内だけでなく海外からも一時滞在者が多く、また定年退職後の終の棲家として人気のある街です。また地元の方の誇りである素晴らしい港・ビーチが点在し、郊外に出ればゆったりとした農園・牧草地がひろがっています。「Bay of Plenty」の愛称にふさわしく豊かな自然と海に囲まれた地上の楽園です。
最初に来た頃はその素晴らしさに感動するのですが、よく考えてみれば地元の方にとっては日常生活の場所にすぎません。リゾート気分で来たわけではない雲雀生もその素晴らしさに感謝しながらも、研修が終わる頃には日常的な場所という感覚になっていることでしょう。

私が前回訪れた2年前と比べてタウランガの街は少し変化しました。高級ブティックやショッピングセンター、大型アミューズメント施設、銀行、不動産会社、車のディーラーなどが増えました。またリゾート用のコンドミニアム・高級ホテルも新たにでき、ここ数年のNZ好景気の影響を受けているようです。銀行の店頭には「定期預金1年固定金利8.2%」「住宅ローン5年固定10%」など驚きの広告があります。地元の人の話によると、都心部を中心に土地の値段が短期間に数倍にも跳ね上がり、その影響がタウランガにも及んでいるようです。もともとは農業国で資源が少ないという点では日本に似ており面積も同じ程度です。しかし人口は日本の30分の1程度で実際に土地が不足しているわけではないので、「土地バブル現象」と言えるかもしれません。ただこの好景気の恩恵を受けているのは一部の人だけで、あまりの金利の高さにローンの焦げ付きが増え、庶民の生活には悪影響になっている部分もあるようです。タウランガでも昔から住んでいる住民にとっては歓迎されることではないようです。