ニュージーランド研修60
参加者から研修の感想が届きましたので、紹介します。
「NZ研修を通して」
初日、オークランドに着いたときも、バスでニュージーランドの道を走っていた時も、“外国に来た”という感じがしませんでした。バスの窓の外を流れる風景は確実に日本とは違ったはずなのに。それはたぶん周りがみんな日本人で日本語を話していたからだと思います。私が初めて海外に来たと実感したのは、ホストと対面した後、スーパーマーケットに連れていって下さった時です。見た事ないものがたくさん売っていて、ホストが説明してくれたのですが、その半分くらいは聞き取れなくて、でもそばに日本語を喋れる人がいなくて、自分一人でなんとかしないといけない状況に立たされているとこを実感しました。ですがホストはとても優しくて、わたしが分かるように簡単な単語を選んで、とてもゆっくり話してくれて、これから3週間必死で頑張ろうと強く思ったのを覚えています。
初めの2週間は語学学校に通いました。語学学校には中国やタイや韓国などたくさんの国から来ている人がいました。同じ教室にたくさんの国の人がいるのはとても新鮮でした。授業ではみんなとても積極的に発言していました。最初はそもそも授業の内容を理解するのも難しくて、発言なんかできる余裕もありませんでした。ですが、徐々に簡単な問いかけには答えることができるようになってきて、最後は自分の意見を英語にして共有することも少しはできるようになりました。語学学校で最後までなかなか上手くできなかったこともありま
す。それはリスニングです。語学学校でし
たリスニングは、日本でするリスニングとは比べ物にならないくらい早くて、お手上げ状態でした。でも英語圏で通用する会話力を手に入れるのにはもっと聞く力を鍛えないといけないと分かりました。
最後の週は、現地の高校に通いました。授業は語学学校と一緒で、積極的にどんどん発言していて、日本の学校とは全く雰囲気が違いました。プレゼンを作る授業や、レポートを書く授業がとても多かったです。特に印象に残っているのは、マオリ語の授業です。マオリの文化には、アジアの文化も入っていて、文法や発音が日本語にも似ている部分もあり、面白かったです。またマオリ民族の伝統的なゲームをして、交友を深めることも出来ました。
私にとってこの3週間は毎日が刺激的で、充実した3週間でした。なかなか言いたいことが上手く言葉にできず、悔しい思いもしました。ですが、現地で出会った方々は本当に優しく接してくださって、楽しく過ごす事が出来ました。今回受け入れてくださったホストファミリーや学校の方々や、現地で助けて下さった沢山の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。そして今回ニュージーランドに行かせてくれた両親にも本当に感謝しています。今回させて頂いた、今しか出来ない貴重な経験を、今後また海外に行く時に生かしていきたいと思います。